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冬の親子時間「朝の小さなぬくもり」

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 冬の朝は、布団から出るのに少し勇気がいります。 外の空気はひんやりしているのに、 子どもが隣で寝息を立てているだけで、 部屋の温度がふっと上がるように感じます。  「ママ、おはよう…」 まだ半分眠った声で抱きついてくる瞬間は、 忙しい1日の始まりとは思えないほどの静けさとあたたかさ。 その小さな体温が、今日を乗り切る力になる気がします。  朝ごはんの支度をしながら、 トースターの明かりとケトルの音が いつものリズムを作ってくれる。 慌ただしい12月でも、 “変わらない朝”があることは、 ほんとうにありがたいことです。  たとえ数分でも、 子どもの寝ぼけた笑顔と寄り添う時間があるだけで、 一日がやさしく始まっていく。  「今日も大丈夫。ゆっくりでいいよ。」 そんな声が、心の中でそっと聞こえた朝でした。 #冬の親子時間 #朝のぬくもり #暮らしを整える 

冬の暮らし「湯気の向こうの安心」

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 夕ごはんの準備をしていると、 キッチンにふわっと湯気が広がりました。 外は冷たい風が吹いているのに、 家の中だけは、小さな暖炉みたいにあったかい。  「ママ、いいにおい!」 子どもがキッチンを覗き込んでくる瞬間は、 ふしぎと一日の疲れがほどけていきます。 ただご飯を作っているだけなのに、 家族の“安心”を作っているんだな、と思える時間です。  料理を混ぜながら、 「今日、どうだった?」と聞くと、 子どもは湯気の向こうで、ゆっくり今日の出来事を話してくれました。 その声を聞いていると、 忙しさで固くなっていた心が少しずつ柔らかくなる気がします。  慌ただしい12月でも、 こういう“ふだんの温度”があるだけで、 家の中の空気はやさしくなるのかもしれません。  湯気が立つキッチンで、 今日もなんとかここまで来た自分に、 そっと「よかったね」とつぶやきました。 #冬の暮らし #キッチンのあたたかさ #親子の時間 

冬の親子時間「手をつなぐ散歩道」

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 夕方の冷たい空気のなか、子どもと手をつないで家の近くを散歩しました。 日が落ちるのが早い12月、街灯の明かりがひとつ、またひとつ灯っていき、 その光が道をやさしく照らしてくれます。  「ママ、ここキラキラしてるね」 子どもが見上げた街灯の光に、白い息がふわっと重なって消えていきました。 ただ歩いているだけなのに、季節の移り変わりや、 手のぬくもりがじんわり伝わってくるこの時間は、 忙しい毎日の中でふと立ち止まるきっかけになります。  少し冷たい風が吹いてきたので、 子どもの手をぎゅっと握ると、 「うん、まだ歩けるよ」と笑って返してくれました。  どれだけ小さな散歩でも、 親子で同じリズムで歩くことで、 心の距離までそっと近づいていく気がします。  帰り道、ひとつ深呼吸をすると、 今日をゆっくり終わらせられるような、そんな落ち着きが胸に広がりました。 #冬の親子散歩 #手をつなぐ時間 #日常のあたたかさ 

冬の親子時間「朝日の中の深呼吸」

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 冬の朝、まだ空気がひんやりとしている時間。 カーテンを少しだけ開けると、差し込んだ朝日が床に細い帯をつくり、 その光に誘われるように子どもがとことこと寄ってきました。  「ここ、ぽかぽかだよ」と言って床にぺたんと座り込む子ども。 その姿を見ていると、慌ただしい朝の支度の中にも、 ふと心がほどける瞬間ってこんなところにあるんだなと感じます。  隣に腰をおろし、二人で朝の光に手をかざしてみると、 手のひら越しにほんのり温かさが伝わってきて、 呼吸がゆっくり整っていきました。  「ママ、今日もいっしょ?」と無邪気に尋ねる声に、 「うん、いっしょにがんばろうね」と返すと、 子どもは満足そうに笑います。  冬の朝は寒いけれど、 こうして光の中で深呼吸するだけで、 一日の始まりがやさしくなる気がします。 “あたたかさは、作れるもの”──そんなことを教えてくれる朝でした。 #冬の朝時間 #親子の深呼吸 #光のぬくもり 

冬の親子時間「ひざかけを分け合う午後」

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 午後の光が部屋の奥まで差し込むと、 冬の空気にもほんのり温度が宿るように感じられます。 洗濯物を畳んでいると、子どもがそっと寄りかかってきて、 「ママ、いっしょに座る〜」と膝に頭を置きました。  少し冷えた子どもの手を包みながら、 近くに置いてあったふわふわのひざかけを広げると、 子どもは嬉しそうにくるまり、「あったか〜い」と目を細めます。  外は冷たい風が吹いているのに、 部屋の中は二人の呼吸が重なるような静けさで満たされ、 時間がゆっくり流れているよう。  “何もしない時間”に、 こんなにも安心やぬくもりが詰まっているなんて、 子育てをするまで気づけなかったな── そう思いながら、ひざかけの中の温度をたしかめるように ぎゅっと子どもを抱き寄せました。  冬は冷えるけれど、 気持ちの温度は、こうして何度でも上げていけるものですね。 #冬の親子時間 #ひざかけの温もり #暮らしのやさしさ 

冬の親子時間「小さな手を包む朝」

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 12月の朝は、布団から出るのも勇気がいるほど冷え込みます。 けれど、台所に立つと、トトトッと小さな足音が聞こえてきました。 振り向くと、子どもが両手を前に出しながら「ママ、手つめたい〜」と駆け寄ってきます。  その小さな手を両手で包むと、 「はぁ〜」と子どもが息を吹きかけながらあっためようとする姿がかわいくて、 思わず笑みがこぼれました。  忙しい朝だと、つい “やること” の方に意識が向きがちですが、 こんな瞬間があるだけで、心がふっとやわらかくなるものですね。  冬は慌ただしさが増える季節だけれど、 あたたかさを感じるシーンは、思っているよりずっと近くにあるのかもしれません。 手を包む、ただそれだけのことなのに、 心まで温めてくれる――そんな魔法のような時間が、今日の私にそっと灯をともしてくれました。 #冬の親子時間 #朝のひとこま #心をあたためる暮らし 

冬の親子時間「ぬくもりを分け合う朝」

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 12月の最初の朝。 窓の外はうっすらと白んでいて、冷たい空気が家の中にもそっと忍び込んでくるようでした。 そんな寒さの中、子どもが起きてきて、まだ眠たそうな顔で私の膝にちょこんと座ります。 「ママ、寒いね」と小さくつぶやく声に、思わずぎゅっと抱きしめました。  温かいハーブティーの湯気がふわりと立ちのぼり、 柔らかな朝の光が、少しずつ部屋を満たしていく時間。 慌ただしく過ぎていく12月だからこそ、 こうして立ち止まるようなひとときが、心に深くしみわたります。  「今日もできることを、できる分だけでいいよね」 自分にそうそっと言い聞かせると、肩の力が少し抜けていきました。  一年の終わりに向かうこの季節、 がんばりすぎず、あたたかさを分け合いながら歩いていけたら。 そんな願いを胸に、そっと子どもの頭を撫でる朝でした。 #あたたかい親子時間 #冬の暮らし #ママの心をととのえる