夜、子どもが寝たあと、洗濯物を畳みながらふと涙が出た。
「なんで今日も、怒ってしまったんだろう」って。
育児に自信がなくなる瞬間。癇癪に向き合う余裕も、笑顔も、今日はなかった。
でも、その後に来る寝顔に、「ごめんね」と「ありがとう」をつぶやく。
完璧じゃないわたしを、無条件で受け入れてくれる存在がここにいる。
それだけで、明日はもう少しやさしくなれる気がする。
「なんで今日も、怒ってしまったんだろう」って。
育児に自信がなくなる瞬間。癇癪に向き合う余裕も、笑顔も、今日はなかった。
でも、その後に来る寝顔に、「ごめんね」と「ありがとう」をつぶやく。
完璧じゃないわたしを、無条件で受け入れてくれる存在がここにいる。
それだけで、明日はもう少しやさしくなれる気がする。
「もう無理かも…」と頭を抱えたとき、ふと昨日読んだ記事を思い出した。
“ストレスが限界になる前に、自分の「逃げ場」を作ること”。
私はタイマーを3分にセットして、ベランダに出た。
陽ざしがまぶしくて、風が気持ちよかった。
草の匂い、車の音、すこし遠くの笑い声。
子どもの声が聞こえる前に、深呼吸を3回。
「戻らなきゃ」と思える、その3分が、わたしの“逃げ場”になった。
育児に逃げちゃダメだって思ってたけど、
逃げるって、ちょっと休むってことなんだな。
お腹いっぱいで満足したのか、唐突にハグまでしてくる。
さっきまで「野菜いや!」って泣いてたくせに…と思いつつ、わたしも笑ってしまった。
このギャップに、何度も助けられてる。
育児って、疲れた、逃げたい、怒っちゃった…そんな感情で埋もれそうになるけど、
「だいすき」の一言で、ぜんぶ帳消しになることがあるんだ。
だから今日も、自己肯定感をひとすくい。
きっとそれで、またがんばれる。
泣きじゃくる息子の横で、わたしも涙が止まらなかった。
「どうして私だけ…」って思ってしまう自分に、また落ち込んだ。
そのあと見つけたのは、「夜泣きの日は、朝が来るだけで花まる」という言葉。
何も解決しないけど、ちょっと笑えた。
そして気づいた。がんばれない夜も、朝はやってくるってこと。
朝日が差し込む部屋で、眠ったままの息子の顔を見た。
「今日も花まる、もらっていい?」
そうつぶやいて、自分を少しだけ許せた朝だった。
「ママ、怒ってばっかり…」と言われて、ぐさっと胸が痛む。
育児、疲れた。怒りのコントロール、まだまだ下手だな。
でも、自己肯定感って、できたことを見てあげることだって聞いた。
今日は、夕方まで頑張って怒らなかった。
そのときの笑顔が、ちゃんと嬉しかった。
怒ってしまうママも、優しくできたママも、どっちもわたし。
そんなふうに思えたら、少しだけ救われた気がした。
野菜を切る手を止めて駆け寄ると、おもちゃが思い通りにならず怒っていた。
「ママ、怒ってばっかりでごめんね」と思わずこぼすと、
小さな手がわたしの頬に触れた。「だいじょぶだよ」
その一言で、張りつめていた気持ちがほぐれた。
子育てに自信なんて、いまだにない。
イライラも、後悔も、ついてくる。
でも、こうして毎日をやり直せるなら、
それはきっと、悪くない一日。
明日も、今日のつづきじゃなくて、
また一歩、あたらしいスタート。
手はトマトでびちょびちょ。心は焦りでぐちゃぐちゃ。
「もう無理」と思いながらも、手をふいて抱きしめた。
泣き顔をのぞきこむと、こちらをじっと見てる瞳。
「ごはん、ちょっと待っててね」
そう言った瞬間、少しだけ心がほぐれた。
完璧じゃなくても、子どもはちゃんと見てる。
「ママ、がんばってる」って。
それを信じて、今日の自分を許してあげよう。
夕飯が10分遅れたって、大丈夫。
今日もまた床に寝転んで泣き叫ぶ息子。
「育児、逃げたい…」と思った矢先、ふと目に入ったのは、去年のアルバム。
まだ言葉も歩きもしなかった息子が、わたしに寄り添って眠っていた。
あの頃のわたしも「自信がない」と泣いてたなぁ。
なのに、今ここにいる。ちゃんと抱えて、育ててきたじゃない。
深呼吸ひとつして、もう一度、抱き上げた。
「ママ、怒ってばかりだけどさ、ほんとは、だいすきなんだよ」
「育児、疲れたな」「逃げたいな」って、心がぽつりつぶやいた。
でもその声を否定しないで、ただ静かに深呼吸。
1、2、3……ゆっくり吸って、4、5、6……ふうっと吐く。
それを3セット。キッチンの隅で、こっそり。
「ママ、怒ってしまう」前に、わたしがわたしを助けてあげる。
育児は、思ってたより孤独で、正解もない。
「ママとしての自分」に自信がなくなる日もある。
でも、息を整えるだけで、ほんの少しだけ落ち着ける。
子どもが癇癪を起こしても、前より怒りのコントロールがしやすくなった。
そんな小さな変化を、自分で認めてあげたいと思った。
子どもは癇癪、わたしは余裕ゼロ。
夜ごはんも手抜きで、テレビを見せたまま寝かしつけ。
「育児、もう疲れた…逃げたい」
そんな言葉が心の奥でこだましていた。
寝かしつけのあと、そっと部屋を出ようとしたら、小さな声が聞こえた。
「ママ、ぎゅーして」
わたしはため息まじりに戻って、子どもを抱きしめた。
そのぬくもりが、今日のなかでいちばん静かだった。
「もうだめ」って思った日にこそ、やさしさは小さく灯るのかもしれない。
「いいかげんにして!」と怒鳴ったあと、自己嫌悪の嵐。
ママって、なんでこんなに怒ってしまうんだろう。
自己肯定感なんて、地面より低い。
子どもがテレビに夢中になったすきに、洗面所へ。
鏡に映ったわたしは、眉間にしわを寄せていた。
水で顔を洗って、深呼吸。
「だいじょうぶ。リセットすればいい」
自分にそう言って、そっと口角を上げてみた。
育児に逃げ道はないけど、ちょっと離れて“自分を戻す時間”はつくっていい。
玄関で、わたしも泣きそうだった。
それでも外に出ると、風がやさしかった。
公園のベンチで、二人並んでジュースを飲んだ。
息子はまだ少し不機嫌で、わたしも無言。
だけどふと、手がふれて、目が合って、なんでもない顔で笑ってくれた。
「泣き顔のままでも、また笑える」
その一瞬があれば、育児の中で怒ってしまう自分も、すこしだけ許せる気がした。
「なんでこんなに余裕がないの?」と、育児のあとに自分を責めるのが、最近の習慣になっていた。
でも、ふと気づいた。
反省ばかりしても、次に活かせてない。
むしろ、「わたしってダメなママ」と思い込むだけ。
その夜は、あえて反省会をやめた。
子どもが寝たあとのソファで、お気に入りのチョコをゆっくりひとつ。
「今日も1日、生きのびたね」
それで十分。怒りをゼロにできなくても、自分を責めないことで、心はちょっと軽くなる。
今日もまた、食卓で泣かれる朝。
栄養も足りてないし、ちゃんと食べさせられない…
子育てに自信がない日って、だいたいこんな朝から始まる。
でも昼過ぎ、ふと見ると、ラップにくるんだ小さなおにぎりだけが、きれいに食べられて空になっていた。
ひとつでも、食べてくれた。
怒らずに、そっと置いておいてよかった。
育児はコントロールできないけど、やさしさはちゃんと届くんだって、わたしの自己肯定感が、少しだけ回復した午後だった。
静かに、落ち着いてなんて無理。
育児って、逃げたいくらい疲れるものだ。
でも今日は、深呼吸して、
ただぎゅっと抱きしめてみた。泣きわめく小さな背中を、ゆっくり撫でてみた。
数分後、子どもは泣き疲れて眠った。
わたしの頭の中では、「怒らなかった」って言葉が小さく光っていた。
自己肯定感なんて、すぐに上がらない。
でも今日、ひとつだけ「できた」があった。
それをポケットにしまって、明日またがんばってみる。
わたしのイライラゲージはすでに満タン。
テレビの音、散らかった部屋、呼びかけに反応しない息子。
思わず声を荒げそうになって、ふっと気づいた。
「わたし、深呼吸してないな」
キッチンの端っこで、スマホのタイマーを3分にセット。
目を閉じて、呼吸だけに集中する。
息を吸って、吐く。
ぐるぐるしていた頭が、少しだけ静かになる。
息子の「ママー!」の声に、また現実に引き戻されるけど、さっきより少しやわらかく笑える自分がいた。
3分のひとり時間は魔法じゃないけど、わたしを怒る前の「わたし」に戻してくれる。
それだけで十分、意味がある。
でも時間がないわたしは、「もう!いいからママがやる!」とつい手を出してしまった。
玄関に広がる、沈黙。
急いでるのはこっちなのに、なぜか泣きたいのはわたしだった。
夜、靴をしまおうとしたら、小さな手でそっと拭かれた形跡があった。
きれいになったつもりの、まだ汚れたままの靴。
「がんばったんだね」って、胸がつんとした。
わたしも、明日は少しだけ待ってみよう。
おもちゃ片づけない、靴履かない、ごはんも時間がかかる。
わたしばっかり怒ってる。
夜、絵本を読んでも息子はもじもじ。
「ねえ、だっこして?」って言われて、ちょっとだけ戸惑った。
さっき怒ったばかりなのに、まだ甘えてくれるの?
ぎゅっと抱きしめたら、「ママ、やさしいにおい」って声がふにゃっと聞こえた。
こんな日でも、最後はだっこでおしまい。
それだけで、なんとかやっていける気がした。
「もう、ママだって疲れるんだよ!」って叫んでしまった。
沈黙の中、洗濯機の終了音だけが響いた。
ベランダで洗濯物を干しながら、空を見上げる。
ふうっと深呼吸していたら、後ろから「ママ、これ」と、息子が靴下を持ってきた。
その顔が、少し不安そうで、でも近づいてきたことが嬉しくて、「ありがとう」と笑ってみた。
洗濯物と一緒に、気持ちも干して。
わたしの今日のリセットは、ここからだった。
つい声が大きくなって、息子はしゅんとする。
ああまたやっちゃった…と思いながら、気まずい空気のまま、お皿を片づける。
ふたり分のプリンを冷蔵庫から出して、スプーンで小さくすくって、息子の前へ。
「ごはんのあとはこれだね」と言ったら、彼の顔がふわっとほころんだ。
ごめんねって、言えなかったけど、たったひとくちの甘さが、わたしたちの間の空気を、すこしやわらかくした。
息子は何も言わず、黙ってついてくる。
ただ、ぺたぺたとスリッパの音だけが、わたしのあとを追ってくる。
ふと振り返ったら、小さな手に靴下とスプーン。
怒られないように、先回りしようとしてた。
その姿に、胸がきゅっとなった。
わたし、怒ってばかりだったね。
手をつなごう、と言ったら、ちょっとだけ照れたように、でも嬉しそうに笑った。
子どもはちゃんと見てる。
だからわたしも、ちゃんと見ていたい。
そのたびに息子の顔がしょんぼりしていったのを、どこかで気づいてたのに止まれなかった。
夜、眠る顔をのぞきこんで、こっそりつぶやく。
「さっきはごめんね。ほんとは、いっぱい抱きしめたかったんだよ」
返事はもちろんないけれど、小さな寝息が、わたしを少し救ってくれた。
完璧なママにはなれないけれど、やさしくなりたいって思ってる。
それだけは、ちゃんと伝わってほしい。
5秒後には、自己嫌悪でいっぱい。
さっきまで一緒に笑ってたのに、どうしてこんなに不器用なんだろう。
台所に逃げて、冷たい麦茶をコップに注ぐ。
ひと口飲むと、のどをすっと通って、少しだけ気持ちがゆるんだ。
大きく息を吐きながら、心の中でつぶやく。
「怒っちゃった。でも、わたしも人間だもん」
その言葉に、涙がじんわりにじんで、それと一緒に、少しだけやさしさも戻ってきた気がした。
「おさんぽいこうか」と声をかけると、息子がくつしたを探しにハイハイで駆け出す。
見つけたはいいけど、左右バラバラ。
しかも、片方はぬいぐるみの下に。
自分で履こうとするけれど、かかとがどこか分からず悪戦苦闘。
それでも「できたー!」と、ドヤ顔で立ち上がる。
たった一足のくつしたが、こんなにもドラマチックな朝になるなんて――
今日も、いい一日になりそうだ。
午前中、ずっと泣いていた息子がようやくお昼寝。
リビングに、ひさびさの静けさが戻ってくる。
台所で、急いでインスタントコーヒーを淹れて、
お気に入りのカップに注ぐ。
椅子にすわって、深呼吸。
ほんの5分でも、「わたし」に戻れるこの時間が、とびきりのごほうびだと思う。
息子の寝顔をちらっと見て、「もうちょっと寝てていいよ」と、そっと願う昼下がり。
「じぶんで、やる!」と息子が言った。
まだまだうまくいかないのは知ってるけれど、今日は、そっとスプーンを渡してみた。
ぐにゃっと曲がった手つきで、ヨーグルトをすくって、ぽとぽと垂らしながら、口に運ぶ。
…届いた。にこっと笑う顔に、わたしも思わず拍手した。
「できた!」は、ぐちゃぐちゃでも、立派な一歩。
わたしの手を離れていくことが、ちょっとだけ、誇らしく思えた朝だった。
午後のまどろみの中、絵本をひらいた。
わたしのひざの上で、じっとページを見つめる小さな背中。
物語の意味なんて、まだきっとわかってない。
でも、めくるたびにじっと聞いてくれて、たまに顔を見上げて、にっこり笑う。
この時間が、あとどれだけ続くんだろう。
そのことを考えると、今日の1ページがいっそう大切に思えた。
朝からなんだかバタバタで、気持ちもどこかピリピリ。
洗濯物を干している途中で、おもちゃを踏んづけて「痛っ!」
思わずイライラが噴き出しかけたとき、リビングから息子の笑い声が響いた。
何がそんなにおかしいのか、ケラケラ笑うその声。
なんだか、それを聞いただけで、怒る気がなくなった。
笑い声って、魔法みたいだ。
泣き声に慣れたこの耳には、笑い声がごほうびに聞こえる朝だった。
朝、棚の奥から見つけた、小さなイヤリング。
つける余裕なんてなかったけど、今日はなぜか手が伸びた。
鏡の前でちょっとだけ首をかしげて、「ああ、こういうの好きだったな」って思い出す。
オムツとおもちゃとエプロンに囲まれた毎日の中でも、“ママ”の奥にはちゃんと“わたし”がいた。
たったひとつのイヤリングが、それをそっと教えてくれた気がした。
息子は母の腕の中で、すやすやと寝息を立てていた。
その間に、母が作ってくれたのは、わたしが子どものころ好きだった煮物。
ひと口食べた瞬間、思わずぽろっと涙がこぼれた。
「なんか……今のわたしに、ちょうどよかった」
そう言うと、母はふふっと笑って、「育ててるんだもん、泣く日くらいあるでしょ」って。
“お母さん”と“娘”の両方をやってるわたしを、その日は、ちゃんと“娘”に戻してくれた。
母のごはんは、やっぱりおかえりの味だった。
ふと、いつもの自分と少し違うことに気づく。 できなかったことを、責めていない。 思い通りにいかなかったことも、受け流せている。 前なら、もっと気にしていたはずなのに。 少しだけ、自分にやさしくなれている。 それは、大きな変化じゃない。 ほんの小さな、静かな変化。 でも、その...