午後のまどろみの中、絵本をひらいた。
わたしのひざの上で、じっとページを見つめる小さな背中。
物語の意味なんて、まだきっとわかってない。
でも、めくるたびにじっと聞いてくれて、たまに顔を見上げて、にっこり笑う。
この時間が、あとどれだけ続くんだろう。
そのことを考えると、今日の1ページがいっそう大切に思えた。
夕食のあと、冷蔵庫で冷やしていたすいかを切った。 「やったー!」 子どもは赤い果肉を見て、目を輝かせる。 ひと口食べると、「あまーい!」と満面の笑み。 私も一緒に頬張る。 冷たくて、みずみずしくて、夏が口いっぱいに広がった。 すると子どもが、黒い種を指さして言う。 「これ、飛...
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