お昼寝した息子。
シーンと静まり返る部屋に、わたしはそっとキッチンへ。
食べかけのポテチ一枚。カリッとした音が響かないように、忍者のように咀嚼する。
「…このわずかな自由、プライスレス」そう呟いた瞬間、ベビーサークルから「ん〜!わー!」と雄叫び。
わたしは、ため息まじりに立ち上がる。
ママという肩書きは、なかなかのハードワークだ。
「よし、次の自由時間は3時間後だな」
ポテチの袋を抱きしめて、再び戦場へ。
夕食のあと、冷蔵庫で冷やしていたすいかを切った。 「やったー!」 子どもは赤い果肉を見て、目を輝かせる。 ひと口食べると、「あまーい!」と満面の笑み。 私も一緒に頬張る。 冷たくて、みずみずしくて、夏が口いっぱいに広がった。 すると子どもが、黒い種を指さして言う。 「これ、飛...
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