お昼寝した息子。
シーンと静まり返る部屋に、わたしはそっとキッチンへ。
食べかけのポテチ一枚。カリッとした音が響かないように、忍者のように咀嚼する。
「…このわずかな自由、プライスレス」そう呟いた瞬間、ベビーサークルから「ん〜!わー!」と雄叫び。
わたしは、ため息まじりに立ち上がる。
ママという肩書きは、なかなかのハードワークだ。
「よし、次の自由時間は3時間後だな」
ポテチの袋を抱きしめて、再び戦場へ。
九月最初の朝。 昨日までと同じ時間に起き、同じように朝食を作り、水筒を用意する。カレンダーを一枚めくったところで、子どもが言った。 「今日から九月だね」 「そうだね」 たったそれだけなのに、新しい月が始まったことが少し嬉しかった。 玄関を出ると、日差しにはまだ夏の強さが残って...
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