朝のミルクタイム。片手に哺乳瓶、片手でスマホ。
お気に入りのプレイリストをそっと流すと、わたしの心にも少し余白ができる。
赤ちゃんの飲む音と、音楽と、わたしの静かな呼吸。
まるでトリオ演奏のようだな、なんて思いながら。
でも次の瞬間、びしゃっ!とミルクの飛沫。
…ほら、また現実に引き戻される。
それでも、「まあ、いいか」って思える朝は、わりと良い朝だ。
朝の公園に入ると、あちらこちらからセミの声が聞こえてきた。 「いた!」 子どもが指をさした先には、木の幹にしっかりとつかまったセミのぬけがら。 私は思わず笑ってしまった。 子どもにとっては、大発見だったのだ。 「ここにもある!」 「あっちにも!」 まるで宝探しをするように、公...
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