朝のミルクタイム。片手に哺乳瓶、片手でスマホ。
お気に入りのプレイリストをそっと流すと、わたしの心にも少し余白ができる。
赤ちゃんの飲む音と、音楽と、わたしの静かな呼吸。
まるでトリオ演奏のようだな、なんて思いながら。
でも次の瞬間、びしゃっ!とミルクの飛沫。
…ほら、また現実に引き戻される。
それでも、「まあ、いいか」って思える朝は、わりと良い朝だ。
九月最初の朝。 昨日までと同じ時間に起き、同じように朝食を作り、水筒を用意する。カレンダーを一枚めくったところで、子どもが言った。 「今日から九月だね」 「そうだね」 たったそれだけなのに、新しい月が始まったことが少し嬉しかった。 玄関を出ると、日差しにはまだ夏の強さが残って...
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