朝からなんだかバタバタで、気持ちもどこかピリピリ。
洗濯物を干している途中で、おもちゃを踏んづけて「痛っ!」
思わずイライラが噴き出しかけたとき、リビングから息子の笑い声が響いた。
何がそんなにおかしいのか、ケラケラ笑うその声。
なんだか、それを聞いただけで、怒る気がなくなった。
笑い声って、魔法みたいだ。
泣き声に慣れたこの耳には、笑い声がごほうびに聞こえる朝だった。
木曜日の夜。夕食を終えるころには、窓の外はもう暗くなっていた。 「暗くなるの、早くなったね」 子どもが窓を見ながら言う。 昨日、二人で見た青と橙色の空を思い出した。少し前まで、この時間はまだ明るかったのに、季節はちゃんと進んでいる。 食器を片づけようとすると、子どもが自分の...
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