朝からなんだかバタバタで、気持ちもどこかピリピリ。 洗濯物を干している途中で、おもちゃを踏んづけて「痛っ!」 思わずイライラが噴き出しかけたとき、リビングから息子の笑い声が響いた。
何がそんなにおかしいのか、ケラケラ笑うその声。 なんだか、それを聞いただけで、怒る気がなくなった。
笑い声って、魔法みたいだ。 泣き声に慣れたこの耳には、笑い声がごほうびに聞こえる朝だった。
金曜日の夜。夕食の片づけをしていると、子どもが小さな布巾を持ってやってきた。 「お母さん、ぼくもやる!」 昨日、買い物袋を半分こしたことが、まだ嬉しいらしい。 「じゃあ、テーブルをお願いしようかな」 子どもは張り切って拭き始めた。右へ左へ、何度も布巾を動かす。 「できた!」 見...
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