子どもが癇癪を起こすとき、わたしはいつも「ママ 怒ってしまう」。
静かに、落ち着いてなんて無理。
育児って、逃げたいくらい疲れるものだ。
でも今日は、深呼吸して、
ただぎゅっと抱きしめてみた。泣きわめく小さな背中を、ゆっくり撫でてみた。
数分後、子どもは泣き疲れて眠った。
わたしの頭の中では、「怒らなかった」って言葉が小さく光っていた。
自己肯定感なんて、すぐに上がらない。
でも今日、ひとつだけ「できた」があった。
それをポケットにしまって、明日またがんばってみる。
木曜日の夜。夕食を終えるころには、窓の外はもう暗くなっていた。 「暗くなるの、早くなったね」 子どもが窓を見ながら言う。 昨日、二人で見た青と橙色の空を思い出した。少し前まで、この時間はまだ明るかったのに、季節はちゃんと進んでいる。 食器を片づけようとすると、子どもが自分の...
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