「今日は公園へ行こうね。」
金曜日に交わした約束を楽しみに、子どもはいつもより少し早起きだった。
朝の空気はまだ涼しく、セミの鳴き声が夏の始まりを知らせている。水筒を持って、帽子をかぶり、家族でいつもの公園へ向かった。
芝生では、子どもがシャボン玉を追いかけて元気よく走り回る。その姿を見ながら、ベンチに腰掛けた私は、そっと空を見上げた。
青い空に、白い雲がゆっくり流れていく。
「あぁ、こんな時間が好き。」
何か特別なことをしているわけではない。ただ家族と笑い合い、風を感じ、子どもの笑顔を見ているだけ。それなのに心は驚くほど満たされていた。
帰り道、いつもの小さな花屋の前を通ると、ひまわりがまっすぐ太陽を見つめて咲いていた。
「お花も笑ってるね。」
子どものその一言に思わず笑みがこぼれる。
家へ帰ると、玄関先の朝顔がまた一輪増えていた。
昨日より今日、今日より明日。
花も、子どもも、そして私も、少しずつ育っている。
忙しい毎日の中では気づきにくいけれど、その小さな変化を見つけられるようになったのは、この夏がくれた贈り物なのかもしれない。
今日も心の中には、夏風に揺れる一輪の花が、静かに咲いていた。
今日のこころの花🌼
今日は空を見上げて風を感じる時間をつくってみましょう。自然のやさしさが、心に小さな余裕を運んでくれます。
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