昨日、子どもが注いでくれた麦茶の味を思い出しながら、木曜日の朝を迎えた。
玄関を出ると、相変わらず日差しは強い。それでも、どこか昨日までとは違う気がした。
「お母さん、見て」
子どもが立ち止まり、空を指さす。
「雲が遠くにあるよ」
見上げると、青い空がいつもより高く感じられた。夏の大きな雲の向こうに、細く伸びた雲が浮かんでいる。
「ほんとだね」
朝は急いでいる。それなのに二人でしばらく空を見ていた。
道端ではセミが鳴いているけれど、その声も少し控えめになったように聞こえる。風が吹くと、ほんの一瞬だけ涼しさが頬を通り過ぎた。
「もう夏、終わっちゃうの?」
子どもが尋ねる。
「少しずつね。でも、次は秋が来るよ」
そう答えると、「秋って何がある?」と聞かれた。
どんぐり、落ち葉、金木犀。頭に浮かんだものを一つずつ話すと、子どもの顔が明るくなる。
終わると思えば寂しい。でも、次に来るものを思えば少し楽しみになる。
季節も、子どもの成長も、きっと同じなのだ。
歩き出してから、もう一度空を見上げた。
今日見つけた幸せは、夏の終わりではなく、その向こうに待っている新しい季節だった。
今日のこころの花🌼
今日は空を一度見上げてみましょう。小さな季節の変化に気づくと、次の楽しみが見えてきます。
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#夏の終わり
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