昨日は少し遠回りをして、赤いトンボを見つけた帰り道。週末の朝くらい急がなくてもいいかな。そんな気持ちが残っていたのか、目を覚ますと時計はいつもより一時間も進んでいた。
「寝坊した!」
慌てて起き上がると、隣から子どもの笑い声がする。
「今日はお休みだよ」
そうだった。
カーテンを開けると、もう夏の日差しが部屋いっぱいに差し込んでいた。朝顔は花の数を減らし、そのそばでは種がふっくらと膨らんでいる。
いつもなら、とっくに朝食を終えている時間。それなのに今日は、パジャマのまま二人で冷たい牛乳を飲み、パンをゆっくりかじった。
「朝なのに、お昼みたいだね」
子どもの言葉に、二人で笑う。
洗濯も掃除も、あとでいい。
時計を気にせず食べる朝ごはんは、それだけで少し特別だった。
窓の外ではセミが元気に鳴き、風がカーテンをふわりと揺らしている。
毎日きちんとすることは大切。でも、ときどき予定どおりにいかない朝があってもいい。
寝坊したから見つけられた、ゆっくり流れる家族の時間。
「今日は何しようか」
そう尋ねると、子どもは嬉しそうに考え始めた。
何も決まっていない土曜日が、急に楽しみになった。
今日のこころの花🌼
今日は一つだけ「あとでいい」にしてみましょう。空いた時間が、思いがけない心の余裕を運んでくれるかもしれません。
#子育て
#休日の過ごし方
#小さな幸せ

0 件のコメント:
コメントを投稿