昨日、自分のための五分を大切にしたおかげだろうか。火曜日の朝は、少しだけ気持ちに余裕があった。
子どもを送り出し、仕事を終えて帰宅すると、玄関の向こうから小さな足音が聞こえてきた。
「おかえり!」
その一言と笑顔だけで、一日の疲れがふっと軽くなる。子どもは今日あった出来事を一生懸命話し始める。保育園で育てている朝顔に新しい花が咲いたこと、友だちと一緒に遊んだこと、小さなカブトムシを見つけたこと。どれも子どもにとっては、大きな出来事なのだ。
夕食の支度をしながら、「そうなんだね」と耳を傾けると、子どもは嬉しそうに何度もうなずいた。
忙しい毎日では、つい「あとで聞くね」と言ってしまうこともある。でも今日は、手を止めて目を見ながら話を聞いてみた。
食卓には、夫も加わる。何気ない会話と笑い声が広がる時間は、豪華な料理がなくても心を満たしてくれる。
窓の外では、夕焼けが街をやさしい色に染めていた。
「おかえり」という言葉には、不思議な力がある。
帰る場所があり、自分を待ってくれる人がいる。その当たり前が、今日という一日を優しく締めくくってくれる。
そんな小さな幸せも、きっと心に咲く一輪の花なのだ。
今日のこころの花🌼
大切な人の話を一分だけでも手を止めて聞いてみましょう。その時間が、心をつなぐ温かな贈り物になります。
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