2026年8月3日月曜日

第3話 育児 朝時間『五分の贈り物』


 日曜日に公園で追いかけたシャボン玉のことを、子どもは今朝も楽しそうに話していた。その笑顔を見ながら送り出しの準備をしていると、また慌ただしい月曜日が始まる。

 玄関で「いってきます」と手を振る家族を見送ったあと、部屋には少しだけ静かな時間が訪れた。時計を見ると、家を出るまであと五分ある。

以前の自分なら、その五分も洗い物や片付けに使っていただろう。でも今日は、窓を開けて朝の風を感じながら、温かいコーヒーを一口だけゆっくり味わってみた。

 庭先では朝顔が昨日よりも大きく花を開いている。遠くから聞こえるセミの声に混じって、小学生たちの元気なあいさつが聞こえてきた。

「たった五分でも、心は休めるんだ。」

そう思えた瞬間、慌ただしい月曜日が少しだけ優しく見えた。

 仕事へ向かう途中、いつもの公園の前を通る。昨日遊んだ場所には、朝露に濡れた草が静かに光っていた。同じ景色なのに、今日は新しい一週間を応援してくれているように感じる。

 忙しい毎日は変わらない。でも、自分のために使う五分があるだけで、心には少し余裕が生まれる。その小さな余裕は、きっと今日出会う家族や誰かへの優しさにつながっていく。

 月曜日の朝に見つけた「五分の贈り物」は、今日も心の中で静かに花を咲かせていた。

今日のこころの花🌼

忙しい日こそ、自分のためだけの五分をつくってみましょう。深呼吸とお気に入りの飲み物が、心に小さな余裕を届けてくれます。


#子育て
#朝時間
#小さな幸せ 

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