昨日、草むらから聞こえた虫の声に、秋の気配を見つけた。それでも土曜日の空には、まだ夏らしい青さが広がっていた。
「水遊びしたい!」
朝から子どもにせがまれ、ベランダに小さなビニールプールを出した。
水を張ると、子どもは待ちきれない様子で足を入れる。
「つめたーい!」
勢いよく上がった水しぶきが私の服まで飛んできた。
「ちょっと、濡れちゃったじゃない」
そう言いながら、気づけば私も手ですくった水をかけ返していた。
子どもが笑う。私も笑う。
洗濯物が増えるとか、床が濡れるとか、そんなことは今日はどうでもよくなった。
しばらく遊んだあと、二人で冷たい麦茶を飲む。風に揺れる朝顔には、もう花はほとんどなく、茶色くなった種が夏の日差しを受けていた。
「また来年もやろうね」
子どもが言う。
その「来年」という言葉に、少しだけ胸がきゅっとした。
来年の夏、この子は今より大きくなっている。
同じプールで遊ぶだろうか。まだ水をかけて笑ってくれるだろうか。
だからこそ、今日をちゃんと楽しもう。
夏は終わっていく。でも、楽しかった時間まで消えるわけではない。
濡れた服を干しながら、今日の笑い声も心の中にそっと干しておきたいと思った。
今日のこころの花🌼
今日は「また今度」にせず、今できる小さな楽しみを一つ味わってみましょう。今日の時間は、今日だけの宝物です。
#子育て
#夏の思い出
#親子時間

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