昨日、「秋って何がある?」と尋ねた子どもに、どんぐりや金木犀の話をした。そのせいか、今日はいつもより季節の変化が気になった。
金曜日の夕方。迎えを終えて家へ向かうころには、まだ暑さが残っているのに、空は少し早く夕暮れ色になっていた。
いつもの公園の横を通ると、子どもが突然足を止める。
「お母さん、聞こえる?」
耳を澄ますと、セミの声に混じって、草むらから小さな虫の音が聞こえてきた。
「秋の声かな」
そう言うと、子どもも真剣な顔で耳を澄ませる。
二人で黙っていると、風が頬をなで、木の葉がさらさらと揺れた。
ほんの数分なのに、街にはいろいろな音があることに気づく。
家に着くと、朝顔の種が茶色く乾き始めていた。
「これ、取っていい?」
「もう少し待ってみようか」
子どもは「そっか」とうなずいた。
何でも早くしたくなる毎日だけれど、花にも種にも、その時が来るまで待つ時間がある。
そして季節も、急に変わるわけではない。
夏の中に少しずつ秋が混ざっていく。
今日の幸せは、そんな小さな変化を、子どもと一緒に聞けたことだった。
今日のこころの花🌼
今日は一分だけ静かに耳を澄ませてみましょう。いつもの暮らしの中にも、季節を知らせる音が隠れています。
#子育て
#夏の終わり
#季節を感じる

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