2026年8月12日水曜日

第12話 子育て 雨の日『雨音のごほうび』


 昨日の朝、「いってきます」と元気に手を振る子どもの姿を見送りながら感じた成長。その余韻を胸に迎えた水曜日は、朝から静かな雨が降っていた。

窓ガラスを伝う雨粒を眺めていると、玄関先の朝顔もいつもよりしっとりとした表情を見せている。強い日差しの日とは違う美しさが、そこにはあった。

 子どもは長靴を履いて、「今日は水たまりがあるかな」と嬉しそうに笑う。

雨の日は洗濯物が乾かなかったり、荷物が増えたり、つい「困ったな」と思ってしまう。でも、子どもにとっては特別な冒険の日なのだ。

保育園までの道で、小さな水たまりを見つけるたびに、ぴょん、と軽やかに飛び越えていく。その笑い声を聞いていると、自分まで少し楽しくなってきた。

 夕方、雨は上がり、雲の切れ間からやわらかな光が差し込んできた。濡れた葉はきらきらと輝き、朝顔の花びらには小さな雨粒が宝石のように残っている。

「雨も悪くないね。」

思わず口にすると、子どもは「うん!」と大きくうなずいた。

 晴れの日だけが幸せではない。

雨の日だから出会える景色も、笑顔もある。

今日という一日は、雨音が運んできてくれた小さなごほうびだった。

今日のこころの花🌼

 今日はいつもなら少し嫌だと思う出来事の中に、一つだけ良いことを探してみましょう。新しい幸せに出会えるかもしれません。


#子育て
#雨の日
#小さな幸せ 

0 件のコメント:

コメントを投稿

第12話 子育て 雨の日『雨音のごほうび』

 昨日の朝、「いってきます」と元気に手を振る子どもの姿を見送りながら感じた成長。その余韻を胸に迎えた水曜日は、朝から静かな雨が降っていた。 窓ガラスを伝う雨粒を眺めていると、玄関先の朝顔もいつもよりしっとりとした表情を見せている。強い日差しの日とは違う美しさが、そこにはあった。 ...