昨日、子どもと写真を眺めながら、「私も家族の思い出の中にいるんだ」と気づいた。その余韻を残したまま、月曜日の朝がやってきた。
週の始まりは、やっぱり慌ただしい。朝食を片づけ、水筒を確認し、「そろそろ行くよ」と声をかける。
玄関を出ると、朝顔は花よりも種のほうが目立つようになっていた。夏はまだ暑いのに、季節はちゃんと次へ進んでいる。
いつもの道を歩いていると、子どもが突然、つないでいた手を離した。
「ここから一人で歩く」
ほんの少し先までなのに、その言葉に胸がきゅっとする。
「じゃあ、お母さんは後ろから行くね」
子どもは振り返らず、少し得意そうな足取りで歩いていく。
小さな背中を見ながら、昨日見た写真を思い出した。抱っこされていた頃、手を引かれて歩いていた頃。そして今、自分から手を離して歩こうとしている。
寂しい。でも、それ以上に嬉しかった。
角を曲がる前、子どもが振り返って大きく手を振る。
「いってきます!」
「いってらっしゃい」
手を離すことは、離れていくことではない。
自分で歩けると信じて、少し後ろから見守ること。
夏の終わりへ向かう朝、また一つ、お母さんの心にも小さな花が咲いた。
今日のこころの花🌼
今日は大切な人を少しだけ信じて任せてみましょう。見守ることも、やさしい愛情のひとつです。
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