昨夜、絵本を読みながら肩を寄せてきた子どものぬくもりが、朝になってもどこか心に残っていた。
木曜日。目覚ましを止めた瞬間から、朝はいつもの速さで動き出す。朝食を作り、水筒を用意し、洗濯物を干す。ところが、こんな日に限ってシャツのボタンがうまく留まらない。
「もう、時間ないのに」
思わずこぼした声を、子どもは聞いていたらしい。
「お母さん、がんばれ!」
振り向くと、小さな両手を握って応援している。
あまりに真剣な顔がおかしくて、張りつめていた気持ちがふっとほどけた。
「ありがとう。お母さん、がんばる」
ボタンを留め直すと、今度はうまくいった。
玄関を出れば、まだ夏の日差しは強い。けれど朝顔の花は少しずつ減り、葉の間には丸く膨らんだ種が増えている。
いつも私が子どもを励ましているつもりだった。
転んだときも、できないことに挑戦するときも、「大丈夫」「がんばれ」と声をかけてきた。
でも、励ましてもらっていたのは私も同じだったのだ。
「今日もがんばろうね」
そう言うと、子どもは元気よくうなずいた。
小さな応援団と歩くいつもの朝道が、今日は少しだけ頼もしく感じられた。
今日のこころの花🌼
今日は身近な人に「がんばってるね」と伝えてみましょう。小さな一言が、誰かの心をそっと軽くします。
#子育て
#親子時間
#小さな幸せ

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