出かける前に着替えを嫌がる息子に、「もう知らない!」と声を荒げてしまった朝。
玄関で、わたしも泣きそうだった。
それでも外に出ると、風がやさしかった。
公園のベンチで、二人並んでジュースを飲んだ。
息子はまだ少し不機嫌で、わたしも無言。
だけどふと、手がふれて、目が合って、なんでもない顔で笑ってくれた。
「泣き顔のままでも、また笑える」
その一瞬があれば、育児の中で怒ってしまう自分も、すこしだけ許せる気がした。
木曜日の夜。夕食を終えるころには、窓の外はもう暗くなっていた。 「暗くなるの、早くなったね」 子どもが窓を見ながら言う。 昨日、二人で見た青と橙色の空を思い出した。少し前まで、この時間はまだ明るかったのに、季節はちゃんと進んでいる。 食器を片づけようとすると、子どもが自分の...
0 件のコメント:
コメントを投稿