2025年6月19日木曜日

泣き顔のままでもいい


 出かける前に着替えを嫌がる息子に、「もう知らない!」と声を荒げてしまった朝。

玄関で、わたしも泣きそうだった。

 それでも外に出ると、風がやさしかった。

公園のベンチで、二人並んでジュースを飲んだ。

息子はまだ少し不機嫌で、わたしも無言。

だけどふと、手がふれて、目が合って、なんでもない顔で笑ってくれた。

 「泣き顔のままでも、また笑える」

その一瞬があれば、育児の中で怒ってしまう自分も、すこしだけ許せる気がした。

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