「おさんぽいこうか」と声をかけると、息子がくつしたを探しにハイハイで駆け出す。
見つけたはいいけど、左右バラバラ。
しかも、片方はぬいぐるみの下に。
自分で履こうとするけれど、かかとがどこか分からず悪戦苦闘。
それでも「できたー!」と、ドヤ顔で立ち上がる。
たった一足のくつしたが、こんなにもドラマチックな朝になるなんて――
今日も、いい一日になりそうだ。
夕食のあと、冷蔵庫で冷やしていたすいかを切った。 「やったー!」 子どもは赤い果肉を見て、目を輝かせる。 ひと口食べると、「あまーい!」と満面の笑み。 私も一緒に頬張る。 冷たくて、みずみずしくて、夏が口いっぱいに広がった。 すると子どもが、黒い種を指さして言う。 「これ、飛...
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