育児 疲れ「何もない日」


 特別なことが、何も起きない一日。

予定通りに朝が始まり、いつものように子どもと向き合い、気づけば夕方になっていた。

 振り返ると、「今日、何をしたんだろう」と少し不安になることがある。

成長した実感も、頑張った手応えも、目に見える形では残らない。

 でも、何も起きなかったということは、大きく崩れなかったということでもある。

泣き止まない夜もなく、強く怒ってしまう場面もなく、今日を無事に終えられたという事実。

 子育ての日々は、山のような出来事よりも、こうした“平らな日”の積み重ねで静かに形づくられていく。

何もない時間があるからこそ、心はすり減らずにいられる。

 今日は、成果を探さなくていい。

目立たなくても、確かな一日を過ごせた。

そう思えたら、それだけで十分。

 何も起きなかった今日は、心を守るための、とても大切な一日だったのだと思う。


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