水曜日の夕方。買い物袋を提げて帰る道で、子どもが私の顔をのぞき込んだ。
「お母さん、足、もう痛くない?」
昨日まで少し重かった足は、すっかり元どおりになっていた。
「うん、もう大丈夫。心配してくれたの?」
「だって、昨日ゆっくり歩いてたから」
そう言って、子どもは私の買い物袋に手を伸ばした。
「ぼく、持ってあげる!」
軽いほうの袋を渡すと、得意そうに歩き始めた。
でも、しばらくすると袋を持ち替え、少しだけ歩く速さが落ちた。
「重かったら、代わるよ」
「大丈夫。お母さんも、いつも持ってるでしょ」
その言葉に、胸が温かくなった。
いつも私が守っているつもりだった。でも、この子も私のことを見て、心配して、力になろうとしてくれている。
家に着くと、子どもは袋を置いて大きく伸びをした。
「ぼく、お手伝いできた!」
「うん、すごく助かったよ」
秋の夕暮れが、窓の向こうでやさしく光っていた。
今日の幸せは、私の隣にいつの間にか育っていた、小さくて頼もしい応援団だった。
今日のこころの花🌼
今日は誰かの小さな気遣いに目を向けてみましょう。気づいた優しさには、笑顔でありがとうを伝えて。
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