2026年7月13日月曜日

育児 夏の夜「ホタルを待つ時間」


 夕暮れが少しずつ夜へと変わっていく。

今日は、近くの川辺までホタルを見に来た。

「まだかな?」

子どもは小さな声で聞く。

私は「もう少し待ってみようか」と答えながら、川のせせらぎに耳を澄ませていた。

 空には一番星。

風は昼間の暑さを忘れさせるように涼しく吹いている。

しばらくすると、暗がりの向こうで小さな光がふわりと揺れた。

「あっ!」

子どもの声と同時に、もう一つ、また一つ。

小さな灯りが夜の中をゆっくりと舞い始める。

 子どもは息をのんで、その光を見つめていた。

ホタルの光は、花火のように派手ではない。

けれど、静かな夜の中では、その小さな光が驚くほど美しく見える。

 人の心も同じなのかもしれない。

大きなことができなくてもいい。

誰かを笑顔にしたこと。

「ありがとう」を伝えたこと。

そんな小さな優しさが、誰かの心を照らしていることがある。

 子どもはホタルに向かって、小さく手を振った。

夜の川辺を、やさしい光がゆっくり流れていく。

今日もまた、心に小さな花が咲いた。

今日のこころの花:

 今日は一つだけ誰かに優しい言葉を届けてみましょう。その小さな光が、誰かの心をそっと照らします。


#親子で見つける夏のしあわせ
#ホタルの光
#育児とウェルネス 

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