夕暮れが少しずつ夜へと変わっていく。
今日は、近くの川辺までホタルを見に来た。
「まだかな?」
子どもは小さな声で聞く。
私は「もう少し待ってみようか」と答えながら、川のせせらぎに耳を澄ませていた。
空には一番星。
風は昼間の暑さを忘れさせるように涼しく吹いている。
しばらくすると、暗がりの向こうで小さな光がふわりと揺れた。
「あっ!」
子どもの声と同時に、もう一つ、また一つ。
小さな灯りが夜の中をゆっくりと舞い始める。
子どもは息をのんで、その光を見つめていた。
ホタルの光は、花火のように派手ではない。
けれど、静かな夜の中では、その小さな光が驚くほど美しく見える。
人の心も同じなのかもしれない。
大きなことができなくてもいい。
誰かを笑顔にしたこと。
「ありがとう」を伝えたこと。
そんな小さな優しさが、誰かの心を照らしていることがある。
子どもはホタルに向かって、小さく手を振った。
夜の川辺を、やさしい光がゆっくり流れていく。
今日もまた、心に小さな花が咲いた。
今日のこころの花:
今日は一つだけ誰かに優しい言葉を届けてみましょう。その小さな光が、誰かの心をそっと照らします。
#親子で見つける夏のしあわせ
#ホタルの光
#育児とウェルネス

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