2026年7月25日土曜日

育児 夏の宝物「貝がらの思い出」


 夏休みの午後、親子で海辺を歩いていた。

波が静かに寄せては返し、足元には小さな貝がらがたくさん散らばっている。

「きれい!」

子どもは夢中になって、一つひとつ拾い始めた。

白い貝、ピンク色の貝、小さく丸い貝。

 同じように見えても、形も色も少しずつ違う。

「どれが一番好き?」

そう聞くと、子どもは少し考えてから、小さく欠けた貝を手に取った。

「これ。」

「どうして?」

「だって、キラキラしてるから。」

欠けていても、太陽の光を受けて美しく輝く貝がらだった。

 私はその答えに、はっとした。

人も同じなのかもしれない。

完璧だから輝くのではない。

失敗したことも、悩んだことも、その人だけの模様になって、やさしい光を放つことがある。

 子どもは大切そうに貝がらをポケットへしまった。

「おうちに飾ろうね。」

今日の思い出を持ち帰るように、小さな宝物を抱えて歩き出す。

 海風が頬をなで、波の音が静かに響いていた。

夏の一日は過ぎていく。

けれど、心にしまった宝物は、いつまでも色あせることはない。

今日もまた、心に小さな花が咲いた。

今日のこころの花:

 今日は身近な「お気に入り」を一つ見つけてみましょう。小さな宝物に気づくことが、心を穏やかにしてくれます。


#親子で見つける夏のしあわせ
#貝がら
#育児とウェルネス 

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