夕方になり、暑さが少しやわらいだころ。
窓を開けると、「ちりん」と風鈴が涼しげな音を響かせた。
「鳴った!」
子どもはうれしそうに窓辺へ駆け寄る。
風が吹くたび、小さな音が部屋いっぱいに広がる。
その音を聞いていると、不思議と心まで静かになっていく。
子どもは風鈴を見つめながら言った。
「風が歌ってるみたい。」
その言葉に、私は思わず笑顔になる。
大人は暑さばかりに目が向いてしまう。
でも子どもは、その暑い夏の中にも、耳を澄ませれば聞こえる心地よい音を見つけている。
心にも同じことが言えるのかもしれない。
忙しさや疲れの中にも、少し立ち止まれば、ほっとできる時間がきっとある。
風鈴の音は、「急がなくても大丈夫」と語りかけてくれているようだった。
私は子どもと並んで窓辺に座り、夕焼け色に染まる空を眺める。
今日一日を無事に過ごせたこと。
親子で笑えたこと。
それだけで十分、幸せな一日だった。
「また鳴ったね。」
やさしい音色に包まれながら、親子は静かに笑い合う。
今日もまた、心に小さな花が咲いた。
今日のこころの花:
今日は一分だけ音に耳を澄ませてみましょう。風や鳥の声、暮らしの音が心をやさしく整えてくれます。
#親子で見つける夏のしあわせ
#風鈴の音
#育児とウェルネス

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