朝、公園へ向かう道で、今年初めてセミの声を聞いた。
「鳴いてる!」
子どもは立ち止まり、嬉しそうに空を見上げる。
姿は見えない。
それでも、その元気な鳴き声だけで夏が始まったことを感じられた。
私は少し急いでいた。
買い物を済ませて、家に帰って、やることはたくさんある。
でも、子どもは動こうとしない。
「もう少し聞いていたい。」
その一言で、私も足を止めた。
耳を澄ませると、セミの声の向こうで風が木々を揺らし、小鳥がさえずっている。
普段なら気づかず通り過ぎてしまう音が、今日は心地よく響いてきた。
忙しい毎日は、「見ること」はあっても、「感じること」を忘れがちになる。
子どもは、そんな私に立ち止まる時間を教えてくれる先生なのかもしれない。
夏は暑い季節だけではない。
風の音、虫の声、葉の揺れる音。
耳を澄ませるだけで、たくさんの贈り物が見つかる季節でもある。
「また聞こえたね。」
子どもと笑い合いながら歩き出す。
夏の音色が、親子の心をやさしく包んでくれた。
今日もまた、心に小さな花が咲いた。
今日のこころの花:
今日は一分だけ立ち止まり、風や鳥、虫の声に耳を澄ませてみましょう。自然が心をゆっくり整えてくれます。
#親子で見つける夏のしあわせ
#セミの声
#育児とウェルネス

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