日曜日の朝。洗濯物を干していると、子どもが窓の外を眺めながら言った。
「お母さん、今日もベンチに行く?」
昨日、ようやく座れた古い木のベンチ。ここ数日、すっかり二人のお気に入りになっていた。
「今日はどうしようかな」
そう答えると、子どもは少し考えてから言った。
「じゃあ、おうちでベンチしよう!」
「おうちで?」
子どもはクッションを二つ持ってきて、窓際に並べた。
「ここに座って、のんびりするの」
思わず笑ってしまった。
私は洗濯物を干し終えると、子どもの隣に腰を下ろした。
窓の向こうでは、秋の風に木の葉が揺れている。遠くから鳥の声が聞こえ、部屋には柔らかな日差しが差し込んでいた。
「ねえ、ここもいいでしょ?」
「うん、とってもいいね」
お気に入りの場所は、どこか遠くにあるとは限らない。
一緒に座って、同じ景色を眺める。それだけで、いつもの部屋も特別な場所になる。
しばらくすると、子どもが私の肩に頭を寄せた。
昨日と同じ温かさだった。
今日の幸せは、家の中に見つけた、二人だけの小さなベンチだった。
今日のこころの花🌼
今日は家の中で心地よく過ごせる場所を一つ見つけてみましょう。いつもの空間に、小さな安らぎを。
#子育て
#おうち時間
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