2026年3月7日土曜日

育児 仲直り「朝のぎゅっと」


 朝の光は、昨日のことを責めない。

 目を覚ました子どもが、何もなかったように「おはよう」と笑う。

 その無垢さに、胸がきゅっとなる。

 昨日は怒ってしまった。

言いすぎた。

後悔して、眠りについた。

 それでも、子どもはちゃんと近づいてくる。

 小さな手が、わたしの服をつかむ。

 「ママ」

 その一言で、すべてがほどける。

 子どもは、昨日を引きずらない。

 だから、わたしも。

 しゃがんで、ぎゅっと抱きしめる。

 言葉にしなくてもいい。

ぬくもりは、ちゃんと伝わる。

 完璧じゃない毎日。

怒る日もある。

落ち込む夜もある。

 それでも、朝はやってくる。

 何度でも、やり直せる。

 育児は、失敗の連続じゃない。

 仲直りの積み重ねだ。

 今日も、もう一度、始めよう。


#育児仲直り
#ママ怒ってしまう
#やり直せる朝 

2026年3月6日金曜日

ママ 怒ってしまう「夜の反省」


 今日も、怒ってしまった。

 ほんの些細なことだったのに、声が強くなった。

 子どもの顔が、一瞬、曇る。

 その表情が、夜になっても頭から離れない。

 「またやってしまった」

 自己嫌悪が、静かに広がる。

 もっと優しくできたはず。

もっと余裕を持てたはず。

 そう思えば思うほど、胸が苦しくなる。

 でも。

 怒るのは、どうでもいいからじゃない。

 ちゃんと育ってほしいから。

ちゃんと伝えたいから。

 未熟なのは、愛が足りないからじゃない。

 一生懸命だから、ぶつかる。

 子どもが眠ったあと、そっと頬に触れる。

 「ごめんね」

 小さくつぶやく。

 そして心の中で、自分にも言う。

 「今日も、向き合ったね」

 完璧な母親はいない。

 それでも、明日はまた抱きしめる。

 それで、いい。


#ママ怒ってしまう
#育児自己嫌悪
#それでも愛してる 

2026年3月5日木曜日

育児 自信がない「ちゃんと育つ」


 忙しさの中で、ふと気づく。

 「あれ?」

 昨日までできなかったことが、今日は、できている。

 靴をそろえる仕草。

「ありがとう」と言えた声。

ほんの小さな成長。

 大きな変化じゃない。

誰かに自慢できるほどでもない。

 でも、確かに前へ進んでいる。

 わたしは、ちゃんとできているのだろうか。

怒ってばかりいないだろうか。

足りない母親じゃないだろうか。

 そんな不安は、まだ消えない。

 それでも、子どもは育っている。

 泣きながらも、笑いながらも、ちゃんと、今日も。

 そしてきっと、わたしも育っている。

 余裕がなくても、迷いながらでも、毎日向き合っている。

 それは、立派なことだ。

 春は、目に見えないところで芽を出す。

 焦らなくていい。

 見えなくても、ちゃんと育っている。

 それを信じる日。


#育児自信がない
#子どもの成長
#ママも成長 

2026年3月4日水曜日

育児 忙しい「戻る日常」


 昨日のやわらぎは、どこへ行ったのだろう。

 朝からバタバタ。

こぼれた牛乳。

見つからない靴下。

鳴りやまない通知音。

 「もう、どうして…」

 つい声が強くなる。

そのあとで、自己嫌悪。

 忙しさは、容赦なく戻ってくる。

 昨日の穏やかな時間が、夢みたいに遠い。

 それでも。

 子どもは、何もなかったように笑う。

 さっき怒られたことも、きっと半分は忘れている。

 そんな無邪気さに、少しだけ救われる。

 完璧な毎日なんて、どこにもない。

 やわらぐ日もあれば、荒れる日もある。

 どちらも、ちゃんと“わたしの日常”。

 忙しい中でも、今日もごはんを用意して、今日も送り出して、今日も迎えに行く。

 それは立派な積み重ねだ。

 春は、穏やかな日だけでできていない。

 揺れながら、慌ただしく、それでも続いていく。

 それでいい。


#育児忙しい
#ママ怒ってしまう
#日常の積み重ね 

2026年3月3日火曜日

育児 疲れた「ひな祭りの灯り」


 朝から少しだけ、気持ちが軽い。

 昨日まで揺れていた心が、今日はほんの少し、落ち着いている。

 理由はわからない。

 完璧にできたわけでも、急に余裕ができたわけでもない。

 それでも、子どもの笑い声が、やけにやわらかく響く。

 ひな祭りの小さな飾りを出して、「きれいだね」と並んで眺める。

 特別なことはしていない。

 豪華な料理も、完璧な写真もない。

 でも、ここにある時間は、ちゃんとあたたかい。

 育児に疲れたと感じる日もある。

逃げたいと思う夜もある。

 それでも、こうして隣にいる。

 それだけで、今日は十分。

 小さな灯りのような、穏やかな一日。

 大きく変わらなくていい。

揺れてもいい。

 少し軽くなれた今日を、そっと抱きしめよう。

 春は、こんなふうに静かに近づいてくる。


#育児疲れた
#ひな祭りの時間
#ママの自己肯定感 

2026年3月2日月曜日

育児 比べてしまう「揺れる心」


 昨日は前向きだったのに、今日はなぜか、心がざわつく。

 SNSを開けば、楽しそうな家族の写真。

きれいに整った部屋。

余裕のある言葉。

 「それに比べて私は…」

 そんな思いが、すっと胸に入り込む。

 子どもの成長も、仕事のことも、家事の出来も、全部、誰かと比べてしまう。

 でも、本当は知っている。

 昨日のわが家の笑顔も、ちゃんとあたたかかったこと。

慌ただしくても、ちゃんと抱きしめたこと。

 比べる相手は、誰かじゃない。

 昨日の自分でいい。

 できなかったことより、今日も向き合っていること。

 それは、静かな強さだ。

 窓の外で、まだ冷たい風が吹いている。

 春は、急がなくていい。

 わたしの歩幅で、わたしの速さで。

 揺れながらでも、ちゃんと前へ進んでいる。


#育児比べてしまう #ママの心の揺れ #自己肯定感

 

2026年3月1日日曜日

育児 不安「三月のはじまり」


 三月の朝は、少しだけ光が違う。

 昨日までと同じ部屋。

同じ子どもの寝顔。

同じ慌ただしい朝。

 なのに、どこか空気がやわらいでいる。

 「ちゃんとできるかな」

新しい季節が近づくと、また不安が顔を出す。

 保育園のこと。

仕事のこと。

子どもの成長。

自分の余裕。

 考え始めると、きりがない。

 でも、二月を越えてきた。

泣きながらも、笑いながらも、ここまで歩いてきた。

 だから三月は、大きく変わらなくていい。

 特別な決意も、立派な目標もいらない。

 今日は、「おはよう」と言えたこと。

笑顔をひとつ返せたこと。

 それで十分。

 はじまりは、いつも小さくていい。

 窓の外のやわらかな陽ざしが、新しい月をそっと包んでいる。

 昨日の自分の上に、今日の自分を重ねていこう。

 それだけで、春はちゃんと近づいてくる。


#育児不安
#三月のはじまり
#ママの一歩 

第33話 子育て 朝時間『できたの一言』

 昨日、九月最初の風を見つけた朝。今朝も玄関を開けると、まだ夏の名残を抱えた空気が家の中へ入ってきた。 出かける準備をしていると、子どもが靴の前でしゃがみ込んだ。 いつもなら「やって」と差し出してくる靴ひもを、今日は自分で結ぼうとしている。 一度目は、ほどけた。 二度目も、うまく...