午後の日差しは強く、外へ出るだけで汗がにじむ暑さだった。
「今日はおうちで遊ぼうか。」
そう言って窓を開けると、軒先の風鈴が「ちりん」と小さな音を響かせた。
子どもは遊んでいた手を止めて、耳をすませる。
「風が来たね。」
その一言に、私も思わず外を見た。
木の葉が少し揺れ、暑い空気の中をやさしい風が通り抜けていく。
目には見えないけれど、風はちゃんとここにいる。
子どもは風鈴を見上げながら、もう一度「ちりん」という音を待っていた。
しばらくすると、また澄んだ音が響く。
「なんだか涼しくなるね。」
私はうなずいた。
本当に気温が下がったわけではない。
それでも、風鈴の音を聴くだけで心が少し軽くなる。
忙しい毎日の中でも、ほんの少し立ち止まり、耳をすませる時間があるだけで、心には涼しい風が吹くのかもしれない。
親子で静かに風鈴の音を楽しむ午後。
何もしない時間さえ、夏の大切な思い出になっていく。
今日もまた、心に小さな花が咲いた。
今日のこころの花
今日は一度だけ立ち止まり、風や鳥の声など身近な自然の音に耳をすませてみましょう。心がやさしく整います。
#親子で見つける夏のしあわせ
#風鈴
#育児とウェルネス

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