昨日、子どもが自分で結んだ靴ひもを、何度も嬉しそうに見ていた。その顔を思い出しながら迎えに行くと、今日は少し元気がない。
「どうしたの?」
「うまくできなかったことがあったの」
詳しく聞いても、それ以上は話したくないらしい。
「そっか」
それだけ言って、いつもの帰り道を並んで歩いた。
昨日は「できた」と笑っていたのに、今日は「できなかった」でしょんぼりしている。
毎日が昨日より上手にいくわけではない。それは子どもも、大人も同じだ。
公園の前まで来たとき、夕焼けに気づいた。
「見て。空、きれいだよ」
子どもが顔を上げる。
夏より少し高くなった空に、薄い雲が桃色に染まっていた。
「明日はできるかな」
ぽつりと聞かれた。
「できるかもしれないし、できないかもしれない。でも、またやってみたらいいよ」
少し考えてから、子どもは「うん」とうなずいた。
家の近くまで来るころには、いつもの歩幅に戻っていた。
できた日も、できなかった日も、最後には「おかえり」と迎えてくれる場所がある。
今日の幸せは、そんな一日の終わりに一緒に見上げた、やさしい夕焼けだった。
今日のこころの花🌼
うまくいかなかったことがあっても、今日は今日でおしまい。空を見上げて、明日の自分にそっと渡してみましょう。
#子育て
#子どもの気持ち
#親子時間

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