日曜日の朝、子どもは昨日見つけたどんぐり四号を、机の上の「どんぐりのおうち」へ連れていった。
「これで四つ!」
一号、二号、三号、そして少し遅れて仲間入りした四号。きれいに並べると、子どもは満足そうに眺めている。
「どれが一番好き?」
何気なく聞くと、しばらく考えてから答えた。
「みんな」
「四号じゃないの?」
「だって、一号がいなかったら二号も探してないもん」
その言葉に、私は少し驚いた。
最初の一つがあったから、次を探したくなった。見つからない日があったから、見つけた昨日が嬉しかった。
四つのどんぐりには、それぞれ違う日の思い出が入っている。
宝物は、きれいだから宝物になるのではないのかもしれない。
出会ったときの景色や、一緒にいた人や、そのときの気持ちまで重なって、大切なものになっていく。
「お母さんも、みんな好き」
そう言うと、子どもは嬉しそうに四つをもう一度並べ直した。
今日の幸せは、四つの小さなどんぐりの中に、親子で過ごした秋の日々を見つけたことだった。
今日のこころの花🌼
身近な大切なものを一つ手に取り、その向こうにある人や時間、思い出までゆっくり振り返ってみましょう。
#子育て
#秋の思い出
#親子時間

0 件のコメント:
コメントを投稿