火曜日。朝、カーテンを開けると、やわらかな光が部屋に差し込んだ。
「今日はね、昼と夜が同じくらいの長さなんだって」
そう話すと、子どもは少し考えてから両手を左右に広げた。
「半分こ?」
「そう。半分こみたいな日」
その言葉に、少し前の帰り道で見た、青と橙色に分かれた空を思い出した。
午後、二人で近所を歩いた。日差しにはまだ夏の名残があるけれど、吹く風はずいぶん涼しい。
「夏と秋も半分こかな」
子どもが言う。
なるほど、と私は笑った。
夏が終わって、ある日突然秋になるわけではない。暑い日と涼しい日を行ったり来たりしながら、季節は少しずつ次へ進んでいく。
人の気持ちも似ているのかもしれない。
元気な日と疲れる日。できる日とできない日。どちらか一つだけが自分ではない。
夕方、二人の影が並んで伸びた。
「明日から夜のほうが長くなるの?」
「少しずつね」
変わっていくことを、急がなくていい。
今日の幸せは、夏と秋の間に立って、季節がゆっくり動くのを親子で感じられたことだった。
今日のこころの花🌼
元気な自分も疲れた自分も、どちらも今日の自分。良し悪しを決めず、そのまま受け止めてみましょう。
#子育て
#秋分の日
#季節を感じる

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