2025年7月7日月曜日

七夕の願いごと


 夜、寝かしつけたあと、ひとりベランダに出て、深呼吸した。

「育児 疲れた」
「子育て 自信がない」
「ママ 怒ってしまう」…

検索履歴に並ぶ言葉に、胸がズシンとする。

でも、今日一日ちゃんと終えたわたしは、なにも間違ってない。

 ふと空を見上げると、七夕の夜空。

「お願いごと、ある?」とスマホ越しに夫に聞かれて、

「明日もちゃんと笑えますように」と返した。

 「…それは、きっと叶うよ」

その言葉が、今日いちばんのプレゼントになった。

 ママが笑っているとき、きっと子どもも、空の向こうで見ている星たちも、

みんな嬉しいって思ってくれてる。

願いごと、叶えるためにまずは一歩。

深呼吸して、眠ろう。

2025年7月6日日曜日

湯船がくれた、やさしさ


 最近、子どもの癇癪に「また怒ってしまった…」と落ち込む日々。

自己肯定感はどこへやら。

そんな私に、友だちが言った。「湯船、ちゃんと浸かってる?」

「え?シャワー派だけど…」と答えたら、「今日だけでもやってみて」と。

 その晩、久しぶりにお風呂を張って、電気を消して、アロマキャンドルを灯してみた。

ぽちゃんと浸かった瞬間、肩の力がふっと抜けた。

「あぁ、わたし疲れてたんだな」って。

涙も、少し出た。

 次の日、子どもがわがままを言っても、昨日ほどイライラしなかった。

たった15分の湯船時間。

だけど、思ってた以上に、わたしをやさしくしてくれた。

2025年7月5日土曜日

5分の逃避、やさしい風


 今日は一日中、子どもが癇癪を起こしてばかり。

「もう疲れた…」とつぶやいた声は、自分でも驚くくらい小さかった。

夕方、思い切って5分だけ家の外へ。近所の公園のベンチで空を見上げた。

風がやさしくて、木漏れ日がきらきらしていて。

「こんな時間、ずっと忘れてたな」

帰ると、子どもが「ママ、おかえり!」と笑ってくれた。

それだけで、また少し頑張れる気がした。

疲れたときこそ、少し外に出て、自分の呼吸を思い出す。

たった5分でも、心に空気が入ってくる。

「逃げた」んじゃなくて、「戻るための一歩」を踏み出したんだって思える。

そんなリセットの時間、大事にしていい。



 

2025年7月4日金曜日

怒ったあと、深呼吸


 「ママ、これやってー!」

何度目かの呼びかけに、イラっとしてしまった。

こっちも家事で手いっぱいなのに…。

「ちょっと待ってって言ってるでしょ!」

怒った声に、子どもがふっと顔を曇らせた。

その顔を見て、胸がチクっとする。

 夜、寝顔を見ながら思い返す。

あんなに怒る必要、あったかな…。

気づけば自分を責めていた。

 でも、少しずつでいい。

怒ってしまっても、その後に優しい言葉をかけられたら、それも子育て。

「明日は、もう少し深呼吸しよう」

そう思えた今日の終わりに、やさしい気持ちが戻ってきた。


2025年7月3日木曜日

小さな声の「きれいだね」


 朝からなんだか気分が沈んでいた。

子どもの癇癪に付き合っていたら、自分も泣きたくなった。

「育児 疲れた」「ママ 怒ってしまう」なんて検索ばかりしてしまう日。

だけど、そんなとき、保育園の帰り道で見上げた空が、まるで絵の具をこぼしたみたいに広がっていて、思わず「きれいだね」って言った。

息子も「きれいだねー」って真似した声が、なんだか嬉しくて。

その一言で、今日のつらかったことが少しだけやわらいだ。

「子育て 自信がない」日も、「ママ 自己肯定感」低めの日も、こうして、ほんの一瞬だけでも心がほぐれたなら、それでいいのかもしれない。

毎日はうまくいかないけど、こんなふうに、たまには救われる。

2025年7月2日水曜日

香りで整える、心と育児


 お昼寝から起きた娘が、ぐずぐずモード全開。

おやつもイヤ、抱っこもイヤ、何がしたいのか分からない。

「育児、疲れた…」「逃げたい…」

思わずため息が出たとき、ふと目に入ったのは、昨日届いたラベンダーのアロマスプレー。

そっと部屋にひと吹きすると、ふわっとやさしい香りが広がった。

「ママ、いいにおい…」

娘のぐずりが、少しやわらいだ気がした。

イライラして怒ってしまう前に、自分の気持ちを整える時間を持つって、大事かもしれない。

「わたしはダメなママ」じゃなくて、「ちゃんと頑張ってるママだよ」って、香りに言われた気がした。


 

2025年7月1日火曜日

寝顔に、救われる夜


 「また怒ってしまった…」

寝顔を見ながら、そっとつぶやく。

今日も、子どもの癇癪に付き合いきれず、声を荒げてしまった。

育児、疲れた。逃げたい、なんて思った。

でも、布団のなかで子どもの手が、わたしの指を握った。

寝てるのに、こんなふうに甘えてくるなんて、ずるいよね。

「ママ、怒っても好きだよ」って言われたみたいで、涙が出た。

怒りのコントロールなんて、簡単にできるもんじゃない。

だけど、こうやって毎晩、子どもの寝顔に救われて、

わたしはまた、「明日はやさしくなりたい」って思う。

子育ては、自分との対話の連続。

「ママ、自己肯定感ゼロです」なんてつぶやく日もあるけれど、

それでも、わたしは、わたしなりに進んでいる。


 

第32話 子育て 秋の気配『新しい朝』

 九月最初の朝。 昨日までと同じ時間に起き、同じように朝食を作り、水筒を用意する。カレンダーを一枚めくったところで、子どもが言った。 「今日から九月だね」 「そうだね」 たったそれだけなのに、新しい月が始まったことが少し嬉しかった。  玄関を出ると、日差しにはまだ夏の強さが残って...