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6月, 2025の投稿を表示しています

寝顔に、ごめんとありがとう

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 夜、子どもが寝たあと、洗濯物を畳みながらふと涙が出た。 「なんで今日も、怒ってしまったんだろう」って。 育児に自信がなくなる瞬間。癇癪に向き合う余裕も、笑顔も、今日はなかった。 でも、その後に来る寝顔に、「ごめんね」と「ありがとう」をつぶやく。 完璧じゃないわたしを、無条件で受け入れてくれる存在がここにいる。 それだけで、明日はもう少しやさしくなれる気がする。

逃げることは、休むこと

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 息子が朝から泣きっぱなしで、着替えもイヤ、おむつ替えもイヤ、ごはんも投げる。 「もう無理かも…」と頭を抱えたとき、ふと昨日読んだ記事を思い出した。 “ストレスが限界になる前に、自分の「逃げ場」を作ること”。 私はタイマーを3分にセットして、ベランダに出た。 陽ざしがまぶしくて、風が気持ちよかった。 草の匂い、車の音、すこし遠くの笑い声。 子どもの声が聞こえる前に、深呼吸を3回。 「戻らなきゃ」と思える、その3分が、わたしの“逃げ場”になった。 育児に逃げちゃダメだって思ってたけど、 逃げるって、ちょっと休むってことなんだな。  

「だいすき」で、救われた日

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 お昼ごはんを食べ終えたころ、突然「ママ、だいすきー!」と息子。 お腹いっぱいで満足したのか、唐突にハグまでしてくる。 さっきまで「野菜いや!」って泣いてたくせに…と思いつつ、わたしも笑ってしまった。 このギャップに、何度も助けられてる。 育児って、疲れた、逃げたい、怒っちゃった…そんな感情で埋もれそうになるけど、 「だいすき」の一言で、ぜんぶ帳消しになることがあるんだ。 だから今日も、自己肯定感をひとすくい。 きっとそれで、またがんばれる。  

朝が来ただけで花まる

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 「育児 逃げたい」と検索していた夜。 泣きじゃくる息子の横で、わたしも涙が止まらなかった。 「どうして私だけ…」って思ってしまう自分に、また落ち込んだ。  そのあと見つけたのは、「夜泣きの日は、朝が来るだけで花まる」という言葉。 何も解決しないけど、ちょっと笑えた。 そして気づいた。がんばれない夜も、朝はやってくるってこと。 朝日が差し込む部屋で、眠ったままの息子の顔を見た。 「今日も花まる、もらっていい?」 そうつぶやいて、自分を少しだけ許せた朝だった。

怒っても、笑えたら大丈夫

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 朝から子どもが癇癪を起こし、わたしもつい声を荒げてしまった。 「ママ、怒ってばっかり…」と言われて、ぐさっと胸が痛む。 育児、疲れた。怒りのコントロール、まだまだ下手だな。 でも、自己肯定感って、できたことを見てあげることだって聞いた。 今日は、夕方まで頑張って怒らなかった。 そのときの笑顔が、ちゃんと嬉しかった。 怒ってしまうママも、優しくできたママも、どっちもわたし。 そんなふうに思えたら、少しだけ救われた気がした。  

毎日は、やり直せる

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 夕飯の支度中、「ママ〜!」と泣き叫ぶ声。 野菜を切る手を止めて駆け寄ると、おもちゃが思い通りにならず怒っていた。 「ママ、怒ってばっかりでごめんね」と思わずこぼすと、 小さな手がわたしの頬に触れた。「だいじょぶだよ」 その一言で、張りつめていた気持ちがほぐれた。 子育てに自信なんて、いまだにない。 イライラも、後悔も、ついてくる。 でも、こうして毎日をやり直せるなら、 それはきっと、悪くない一日。 明日も、今日のつづきじゃなくて、 また一歩、あたらしいスタート。

ごはん、ちょっと待っててね

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 夕食づくりの途中で、子どもが泣き出す。 手はトマトでびちょびちょ。心は焦りでぐちゃぐちゃ。 「もう無理」と思いながらも、手をふいて抱きしめた。 泣き顔をのぞきこむと、こちらをじっと見てる瞳。 「ごはん、ちょっと待っててね」 そう言った瞬間、少しだけ心がほぐれた。 完璧じゃなくても、子どもはちゃんと見てる。 「ママ、がんばってる」って。 それを信じて、今日の自分を許してあげよう。 夕飯が10分遅れたって、大丈夫。  

癇癪(かんしゃく)の先にあるもの

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 「癇癪(かんしゃく)って、いつまで続くのかな…」 今日もまた床に寝転んで泣き叫ぶ息子。 「育児、逃げたい…」と思った矢先、ふと目に入ったのは、去年のアルバム。 まだ言葉も歩きもしなかった息子が、わたしに寄り添って眠っていた。 あの頃のわたしも「自信がない」と泣いてたなぁ。 なのに、今ここにいる。ちゃんと抱えて、育ててきたじゃない。 深呼吸ひとつして、もう一度、抱き上げた。 「ママ、怒ってばかりだけどさ、ほんとは、だいすきなんだよ」 

深呼吸で、自分を取り戻す

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 朝からぐずる子どもに付き合って、気づけばお昼ごはんも食べてない。 「育児、疲れたな」「逃げたいな」って、心がぽつりつぶやいた。 でもその声を否定しないで、ただ静かに深呼吸。  1、2、3……ゆっくり吸って、4、5、6……ふうっと吐く。 それを3セット。キッチンの隅で、こっそり。 「ママ、怒ってしまう」前に、わたしがわたしを助けてあげる。  育児は、思ってたより孤独で、正解もない。 「ママとしての自分」に自信がなくなる日もある。 でも、息を整えるだけで、ほんの少しだけ落ち着ける。  子どもが癇癪を起こしても、前より怒りのコントロールがしやすくなった。 そんな小さな変化を、自分で認めてあげたいと思った。

逃げたい夜の、ひとこと

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 今日は朝から怒ってばかりだった。 子どもは癇癪、わたしは余裕ゼロ。 夜ごはんも手抜きで、テレビを見せたまま寝かしつけ。 「育児、もう疲れた…逃げたい」 そんな言葉が心の奥でこだましていた。  寝かしつけのあと、そっと部屋を出ようとしたら、小さな声が聞こえた。 「ママ、ぎゅーして」 わたしはため息まじりに戻って、子どもを抱きしめた。  そのぬくもりが、今日のなかでいちばん静かだった。 「もうだめ」って思った日にこそ、やさしさは小さく灯るのかもしれない。

洗面台の鏡とわたし

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 朝から子どもが癇癪を起こして、ごはんも食べず、着替えも拒否。 「いいかげんにして!」と怒鳴ったあと、自己嫌悪の嵐。 ママって、なんでこんなに怒ってしまうんだろう。 自己肯定感なんて、地面より低い。  子どもがテレビに夢中になったすきに、洗面所へ。 鏡に映ったわたしは、眉間にしわを寄せていた。  水で顔を洗って、深呼吸。 「だいじょうぶ。リセットすればいい」 自分にそう言って、そっと口角を上げてみた。  育児に逃げ道はないけど、ちょっと離れて“自分を戻す時間”はつくっていい。

泣き顔のままでもいい

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 出かける前に着替えを嫌がる息子に、「もう知らない!」と声を荒げてしまった朝。 玄関で、わたしも泣きそうだった。  それでも外に出ると、風がやさしかった。 公園のベンチで、二人並んでジュースを飲んだ。 息子はまだ少し不機嫌で、わたしも無言。 だけどふと、手がふれて、目が合って、なんでもない顔で笑ってくれた。  「泣き顔のままでも、また笑える」 その一瞬があれば、育児の中で怒ってしまう自分も、すこしだけ許せる気がした。

ひとり反省会をやめた日

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 また怒ってしまった。 「なんでこんなに余裕がないの?」と、育児のあとに自分を責めるのが、最近の習慣になっていた。  でも、ふと気づいた。 反省ばかりしても、次に活かせてない。 むしろ、「わたしってダメなママ」と思い込むだけ。  その夜は、あえて反省会をやめた。 子どもが寝たあとのソファで、お気に入りのチョコをゆっくりひとつ。  「今日も1日、生きのびたね」 それで十分。怒りをゼロにできなくても、自分を責めないことで、心はちょっと軽くなる。

食べてくれた、それだけで◎

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 「ごはん、食べない!」「これ、きらい!」 今日もまた、食卓で泣かれる朝。 栄養も足りてないし、ちゃんと食べさせられない… 子育てに自信がない日って、だいたいこんな朝から始まる。  でも昼過ぎ、ふと見ると、ラップにくるんだ小さなおにぎりだけが、きれいに食べられて空になっていた。  ひとつでも、食べてくれた。 怒らずに、そっと置いておいてよかった。  育児はコントロールできないけど、やさしさはちゃんと届くんだって、わたしの自己肯定感が、少しだけ回復した午後だった。  

怒らなかった、それだけで◎

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 子どもが癇癪を起こすとき、わたしはいつも「ママ 怒ってしまう」。 静かに、落ち着いてなんて無理。 育児って、逃げたいくらい疲れるものだ。  でも今日は、深呼吸して、 ただぎゅっと抱きしめてみた。泣きわめく小さな背中を、ゆっくり撫でてみた。 数分後、子どもは泣き疲れて眠った。 わたしの頭の中では、「怒らなかった」って言葉が小さく光っていた。  自己肯定感なんて、すぐに上がらない。 でも今日、ひとつだけ「できた」があった。 それをポケットにしまって、明日またがんばってみる。

3分だけ目を閉じる「大きく深呼吸、怒るまえに」

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 お昼寝してくれなかった日。 わたしのイライラゲージはすでに満タン。 テレビの音、散らかった部屋、呼びかけに反応しない息子。 思わず声を荒げそうになって、ふっと気づいた。  「わたし、深呼吸してないな」  キッチンの端っこで、スマホのタイマーを3分にセット。 目を閉じて、呼吸だけに集中する。 息を吸って、吐く。 ぐるぐるしていた頭が、少しだけ静かになる。  息子の「ママー!」の声に、また現実に引き戻されるけど、さっきより少しやわらかく笑える自分がいた。  3分のひとり時間は魔法じゃないけど、わたしを怒る前の「わたし」に戻してくれる。 それだけで十分、意味がある。

きれいになったくつと涙

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 朝、靴を履かせようとしたら、「じぶんでやるの!」と息子がむきになる。 でも時間がないわたしは、「もう!いいからママがやる!」とつい手を出してしまった。  玄関に広がる、沈黙。 急いでるのはこっちなのに、なぜか泣きたいのはわたしだった。  夜、靴をしまおうとしたら、小さな手でそっと拭かれた形跡があった。 きれいになったつもりの、まだ汚れたままの靴。  「がんばったんだね」って、胸がつんとした。 わたしも、明日は少しだけ待ってみよう。

最後はだっこでおしまい

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 今日も何回「早くしなさい!」って言ったんだろう。 おもちゃ片づけない、靴履かない、ごはんも時間がかかる。 わたしばっかり怒ってる。  夜、絵本を読んでも息子はもじもじ。 「ねえ、だっこして?」って言われて、ちょっとだけ戸惑った。 さっき怒ったばかりなのに、まだ甘えてくれるの? ぎゅっと抱きしめたら、「ママ、やさしいにおい」って声がふにゃっと聞こえた。  こんな日でも、最後はだっこでおしまい。 それだけで、なんとかやっていける気がした。

洗濯物と私のリセットボタン

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 朝からなんだかうまくいかず、息子のぐずぐずにわたしも限界。 「もう、ママだって疲れるんだよ!」って叫んでしまった。 沈黙の中、洗濯機の終了音だけが響いた。  ベランダで洗濯物を干しながら、空を見上げる。 ふうっと深呼吸していたら、後ろから「ママ、これ」と、息子が靴下を持ってきた。 その顔が、少し不安そうで、でも近づいてきたことが嬉しくて、「ありがとう」と笑ってみた。  洗濯物と一緒に、気持ちも干して。 わたしの今日のリセットは、ここからだった。

ひとくちのごめんね「ごめんねのかわりにプリン」

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 お昼ごはん中、「こぼさないでって言ったでしょ!」 つい声が大きくなって、息子はしゅんとする。 ああまたやっちゃった…と思いながら、気まずい空気のまま、お皿を片づける。  ふたり分のプリンを冷蔵庫から出して、スプーンで小さくすくって、息子の前へ。 「ごはんのあとはこれだね」と言ったら、彼の顔がふわっとほころんだ。  ごめんねって、言えなかったけど、たったひとくちの甘さが、わたしたちの間の空気を、すこしやわらかくした。

スリッパの音で気づいたこと「ペタペタ音と、小さな努力」

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 朝からバタバタで、着替えもごはんも「早くして!」の連発。 息子は何も言わず、黙ってついてくる。 ただ、ぺたぺたとスリッパの音だけが、わたしのあとを追ってくる。  ふと振り返ったら、小さな手に靴下とスプーン。 怒られないように、先回りしようとしてた。 その姿に、胸がきゅっとなった。  わたし、怒ってばかりだったね。 手をつなごう、と言ったら、ちょっとだけ照れたように、でも嬉しそうに笑った。  子どもはちゃんと見てる。 だからわたしも、ちゃんと見ていたい。

眠るわが子に、そっとごめんね

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今日はもう、なんど「早くして!」って言っただろう。 そのたびに息子の顔がしょんぼりしていったのを、どこかで気づいてたのに止まれなかった。  夜、眠る顔をのぞきこんで、こっそりつぶやく。 「さっきはごめんね。ほんとは、いっぱい抱きしめたかったんだよ」 返事はもちろんないけれど、小さな寝息が、わたしを少し救ってくれた。  完璧なママにはなれないけれど、やさしくなりたいって思ってる。 それだけは、ちゃんと伝わってほしい。

冷たい麦茶と、わたし「怒っても、人間だもん」

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 おもちゃを投げた息子に、「もう知らない!」と怒鳴ってしまった。 5秒後には、自己嫌悪でいっぱい。 さっきまで一緒に笑ってたのに、どうしてこんなに不器用なんだろう。  台所に逃げて、冷たい麦茶をコップに注ぐ。 ひと口飲むと、のどをすっと通って、少しだけ気持ちがゆるんだ。 大きく息を吐きながら、心の中でつぶやく。 「怒っちゃった。でも、わたしも人間だもん」  その言葉に、涙がじんわりにじんで、それと一緒に、少しだけやさしさも戻ってきた気がした。

くつした、はいた!

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子育てママ「くつした、はいた!」   「おさんぽいこうか」と声をかけると、息子がくつしたを探しにハイハイで駆け出す。 見つけたはいいけど、左右バラバラ。 しかも、片方はぬいぐるみの下に。  自分で履こうとするけれど、かかとがどこか分からず悪戦苦闘。 それでも「できたー!」と、ドヤ顔で立ち上がる。  たった一足のくつしたが、こんなにもドラマチックな朝になるなんて―― 今日も、いい一日になりそうだ。

5分だけのごほうび

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子育てママ「5分だけのごほうび」   午前中、ずっと泣いていた息子がようやくお昼寝。 リビングに、ひさびさの静けさが戻ってくる。  台所で、急いでインスタントコーヒーを淹れて、 お気に入りのカップに注ぐ。 椅子にすわって、深呼吸。 ほんの5分でも、「わたし」に戻れるこの時間が、とびきりのごほうびだと思う。  息子の寝顔をちらっと見て、「もうちょっと寝てていいよ」と、そっと願う昼下がり。

はじめてのスプーン

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子育てママ「はじめてのスプーン」   「じぶんで、やる!」と息子が言った。 まだまだうまくいかないのは知ってるけれど、今日は、そっとスプーンを渡してみた。  ぐにゃっと曲がった手つきで、ヨーグルトをすくって、ぽとぽと垂らしながら、口に運ぶ。 …届いた。にこっと笑う顔に、わたしも思わず拍手した。  「できた!」は、ぐちゃぐちゃでも、立派な一歩。 わたしの手を離れていくことが、ちょっとだけ、誇らしく思えた朝だった。

ふたりだけの読書会

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子育てママ「ふたりだけの読書会」  午後のまどろみの中、絵本をひらいた。 わたしのひざの上で、じっとページを見つめる小さな背中。 物語の意味なんて、まだきっとわかってない。 でも、めくるたびにじっと聞いてくれて、たまに顔を見上げて、にっこり笑う。  この時間が、あとどれだけ続くんだろう。 そのことを考えると、今日の1ページがいっそう大切に思えた。

笑い声の魔法

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子育てママ「笑い声の魔法」  朝からなんだかバタバタで、気持ちもどこかピリピリ。 洗濯物を干している途中で、おもちゃを踏んづけて「痛っ!」 思わずイライラが噴き出しかけたとき、リビングから息子の笑い声が響いた。  何がそんなにおかしいのか、ケラケラ笑うその声。 なんだか、それを聞いただけで、怒る気がなくなった。  笑い声って、魔法みたいだ。 泣き声に慣れたこの耳には、笑い声がごほうびに聞こえる朝だった。

イヤリングとわたし

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子育てママ「イヤリングとわたし」  朝、棚の奥から見つけた、小さなイヤリング。 つける余裕なんてなかったけど、今日はなぜか手が伸びた。 鏡の前でちょっとだけ首をかしげて、「ああ、こういうの好きだったな」って思い出す。  オムツとおもちゃとエプロンに囲まれた毎日の中でも、“ママ”の奥にはちゃんと“わたし”がいた。 たったひとつのイヤリングが、それをそっと教えてくれた気がした。

おかえりの味

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週末、わたしの実家へ帰った日。 息子は母の腕の中で、すやすやと寝息を立てていた。 その間に、母が作ってくれたのは、わたしが子どものころ好きだった煮物。 ひと口食べた瞬間、思わずぽろっと涙がこぼれた。 「なんか……今のわたしに、ちょうどよかった」 そう言うと、母はふふっと笑って、「育ててるんだもん、泣く日くらいあるでしょ」って。 “お母さん”と“娘”の両方をやってるわたしを、その日は、ちゃんと“娘”に戻してくれた。 母のごはんは、やっぱりおかえりの味だった。